大腸がん

大腸がんについて

結腸がんと直腸がんに大きく分けられます。
日本で新たに大腸がんと診断されるのは、年間10万人あたり、男性は約120人、女性は約90人ですから、男性の発症がやや多い傾向があります。男女ともがんによる罹患率では上位3位以内にあり、40歳代から増加しはじめて50歳代に急増し、高齢になるほど発症が多くなります。

  • 大腸がん男性
  • 大腸がん女性

大腸がんの症状

  • 大腸がんの症状
  • 大腸がんの症状
  • 大腸がんの症状

早期には自覚症状がほとんどなく、進行すると下記のような症状が現れます。症状があるということは進行している可能性が高いので、早急な受診が必要です。

  • 血便、下血
  • 便が細くなった
  • 便秘
  • 便回数の増加
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • お腹が張る
  • 腹痛残便感
  • しこりがある
  • 貧血
  • 体重減少

など

大腸がんのリスク要因

生活習慣

  • 牛、豚、羊などの赤身肉、ベーコン、ハム、ソーセージ、コンビーフなどの加工肉摂取
  • 飲酒、喫煙
  • 肥満、高身長

遺伝

家族で大腸がん、家族性大腸腺腫症、リンチ症候群になった方がいる

大腸がんの検査

大腸がんの検査一般的な健康診断で行われているのは便潜血検査ですが、これは消化管から出血しているかどうかを調べる検査であり、陽性になった場合には大腸がんかどうかを調べるための精密検査として大腸カメラ検査が必要です。早期がんを発見でき、将来大腸がんになる可能性がある大腸ポリープを検査中に切除できる大腸カメラ検査を定期的に受けることで、大腸がんの早期治療や予防が可能です。
便潜血検査で陽性を指摘された場合、5%程度の方に大腸がんが見つかるとされています。80%ぐらいの方には痔が発見されるとされており、大腸がんではない可能性の方が大きいのですが、陽性を指摘されたら必ず大腸カメラ検査を受けてください。症状が出る前に大腸がんを発見できれば心身や仕事に負担をかけずに完治できる可能性があるからです。また便潜血検査で陰性でも大腸がんを見逃している可能性があります。そのため症状がなくてもリスクの上昇しはじめる年齢になったら定期的な大腸カメラ検査をおすすめしています。

大腸内視鏡検査には、痛みや苦しさ、なんとなく怖いイメージがあると思いますが、最新の内視鏡システムを用いて経験豊富な専門医が行えばほとんど不快感のない検査です。当院では豊富な症例経験を持った専門医が最新の内視鏡システムを使って検査をしています。苦手意識が強い方のために鎮静剤を用いた無痛検査も可能ですから、安心してご相談ください。

大腸がんの予防

がんの予防は、がんになりにくい身体を作る1次予防、早期発見と適切な治療によってがんによる死亡を防ぐ2次予防に分けられます。
1次予防では食生活の改善、軽い運動の習慣化などが効果的です。大腸がんの1次予防は、赤身肉や加工肉をできるだけ避け、食物繊維が豊富でバランスの取れた食事が重要です。また肥満と運動不足を解消するため、散歩程度の運動を日常的に続けることも大切です。
2次予防では、検診や定期的な検査の受診を行います。大腸がんは大腸カメラ検査でしか有効な発見ができないため、リスクが上昇しはじめる年齢になったら定期的に検査を受けると効果的です。一般的な健康診断で行われる便潜血検査で陽性になったら必ず大腸カメラ検査を受けてください。
なお、大腸カメラ検査では、発見した前がん病変である大腸ポリープをその場で切除する日帰り手術が可能です。

大腸ポリープと大腸がん

大腸ポリープには、すべて陽性の非腫瘍性ポリープ、良性と悪性がある腫瘍性ポリープがあります。悪性の腫瘍性ポリープががんです。大腸がんは、ほとんどが良性の腫瘍性ポリープから発生します。そのため、良性の腫瘍性ポリープを切除することは将来の大腸がん予防につながります。

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