肝臓内科について
当院の肝臓内科では、肝臓学会の専門医が診察を行っています。当院はB型肝炎、C型肝炎の助成制度を利用した治療が可能な医療機関であり、肝炎ウイルス検査も行っています。
また、脂肪肝をはじめとした肝機能障害の診断・治療も行っていますので、健康診断などで異常を指摘された場合には早めにいらしてください。
現在のB型肝炎、C型肝炎の治療
近年、B型肝炎とC型肝炎の治療は大きく進歩してきており、昔のように恐ろしい病気というイメージがなくなりつつあります。B型肝炎は核酸アナログ製剤という抗ウイルス剤によって、検出感度以下までウイルスを抑えることができるようになっています。また、C型肝炎については、インターフェロンを使わないインターフェロンフリー療法が登場し、経口薬剤を適切に用いることで完治が見込める病気になっています。
B型慢性肝炎、C型慢性肝炎に関しては、厚生労働省や都道府県による医療費助成も行われています。当院の肝臓内科では、こうした助成制度を利用した治療が可能です。
脂肪肝について
日本では、中高年男性の3人に1人が脂肪肝と報告されているほどよくある病気ですが、脂肪肝は肝硬変や肝臓がんのリスクを高め、生活習慣病の発症や進行にも影響を与えることがわかっています。主な原因は糖質(炭水化物や果物など)のとり過ぎであり、肝臓に中性脂肪が30%以上蓄積した状態を脂肪肝と呼びます。
脂肪肝は単純性脂肪肝(NAFL)と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に分けられます。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は進行すると、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があります。
糖質のとり過ぎが主な原因ですから、治療では食事療法や運動療法を中心に適切な体重コントロールが重要です。また、生活習慣病など既往症がある場合にはそれを考慮した上で総合的な治療が必要になります。
他の肝機能障害
薬剤性肝障害・原発胆汁性胆管炎・自己免疫性肝炎・アルコール性肝障害など
肝腫瘍…肝がん、肝血管腫、肝のう胞、転移性肝腫瘍
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肝臓がん(エコー)
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肝血管腫(エコー)
- 肝のう胞(エコー)
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転移性肝腫瘍(エコー)
肝炎ウイルス検査
当院では肝炎ウイルス(B型・C型)検査を行っています。過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがなく、感染不安がある満20歳以上の市内在住の方が対象になっています(川口市のチェック。フィブリノゲン製剤投与など、感染不安がある方はご相談ください。